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篠原菊紀。人システム研究所所長。公立諏訪東京理科大特任教授。しょうもない(あんまり研究対象にならない)日常的な脳活動に詳しい。ゲーム行動症、ギャンブル行動症、危うい遊び方関連は⇒https://nitter.gq/t.co/wVCmfsPw0H

Joined October 2010
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今日、テレビ局から電話があった。依存がらみなのか、スマホ依存についてドーパミン神経系から説明してくれないかという話。 「快感でドーパミンが放出されると癖になって依存する」とかいうアホっぽい説明をしてほしいらしい。 「そりゃ、無理だ」と答えた。  そもそもドーパミン神経系は、報酬に対しても活性化するが、報酬が得られそうなトリガーでも活性化する。その程度は実報酬以上になる。だから、人はドーパミンにハマるといわせたいのだろうが、ドーパミン神経は報酬予測誤差を計算する。機械学習の強化学習はこの仕組みの応用だから今や常識。予測より実報酬が少なければ、ドーパミン神経の活動は止まる。これが繰り返されると「飽きる」。  テレビにそって説明すれば、あおった番組がつまらなければ(実報酬が予測を下回れば)、番組中でも視聴率は落ちるし、次回への報酬予測が小さくなり次回の視聴率は落ちる。  一発芸人さんは受けた当初はでてくるだけでおもしろいが(報酬予測が大きくなっている)、それを上回る快の提供が出来なければ、報酬予測誤差は0になり、早晩、飽きられる。  だから生活上の障害や苦痛が起きるほどの「障害」とか「症」といえる行動反復の問題点は、この報酬予測誤差のメカニズムの破綻。その破綻を後押ししているだろう、不安や高い衝動性、発達問題などの併存障害。ギャンブリングの場合行動遺伝学の研究から、いわゆるギャンブル依存のリスクの50%程度は遺伝要因で説明できるし、候補遺伝子もまあまあ同定されている。快感を繰り返すと快感にハマるとかアホっぽい解説をしてはいけない。  だいたいドーパミン神経をサクッと快感というのもおかしい。痛みなど様々なトリガーでも反応する。だから、ドーパミン怖い、みたいな説明はちゃんちゃらおかしい。  また、スマホ依存なんて、WHOのICD-11に記載されているわけでもない。もし、ギャンブリング障害、ゲーミング障害といった行動嗜癖障害になぞらえるなら、 ①気が付くと始めてしまう、途中で中断できない、など行動のコントロールが障害されている ②その行動が生活上の他の次項よりも優先されている ③望ましくないで木戸とが続いているにもかかわらず、その行動が継続し、拡大している。 この3要件をすべて(すべてだよ)みたし、他の精神的な疾患や障害では説明できず、個人、家族、社会、教育、職業など重要な領域で顕著な障害や苦痛が一年以上生じている場合に、「障害」とか「症」と呼ぶのであって、これに足りない?場合は「危険な使い方、遊び方」と呼び、区別することが求められている。  だから世にあふれるスマホ依存チェック、ゲーム依存チェック、ギャンブル依存チェックなんて、ほとんどが危険な遊び方、使い方だ。いわゆる有障害率調査も同様。  さらにいえば「依存症」なんて言葉、ICD-11では薬物系だけで使われている。行動系は基本、~ing disorder。またWHOでは嗜癖化(依存プロセス)より生活障害や苦痛に重点が置かれている。  ま、こんな説明されては困るんだろうから、ここに書いておくことにします。 #ギャンブル依存症
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意識は、Transformerと同じくらい単純なアルゴリズムから生まれるかもしれない——ヨシャ・バッハ氏はそう考えている。Transformer自体は比較的単純だが、非常に複雑な内容を学習できる。同様に、意識も単に「作業記憶の内部に整合性を持たせようとするアルゴリズム」なのかもしれない。 ヨシャ・バッハ「私の帰無仮説は、意識は個々の脳でも発見できるほど簡単なものであり、意識を生み出すアルゴリズムは、例えばTransformerと比べても、それほど複雑ではないというものです。 Transformerは素晴らしい例です。コンピューター科学の知識があれば、1週間も勉強すればその仕組みを理解できるほど単純なのです。実に美しい仕組みです。そして、Transformerが学習する内容は、Transformer自体よりもはるかに複雑です。文章から抽出される常識的な知識、さまざまなアルゴリズムや手順などは、非常に精巧なものです。 この単純なアルゴリズムが学習できることは膨大で、その能力に明確な限界は見当たりません。意識もこれと同じようなものかもしれません。ただし、次のトークンを予測するためのアルゴリズムではなく、作業記憶の内部に整合性を持たせようとするアルゴリズムなのかもしれません。心の中にあるさまざまな表象の間で、合意を形成するようなアルゴリズムです。そうだとすれば、Transformerとはまったく異なる仕組みであり、はるかに速く収束するものかもしれません。 一方で、GPU上で動かすには非効率で、脳でしか効率よく動作しない可能性もあります。これはまだ研究によって解明されていない問題であり、今後その答えが明らかになることを非常に楽しみにしています」
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運動で増える乳酸は、タンパク質に目印を書き込んでいるのかもしれんという話。運動して、地球上の乳酸レベルを一気に引き上げましょう!(筋肉体操) 乳酸がタンパク質のリシンに結合する「ラクチル化」。2019年に見つかったこの現象と運動の関係を、iScienceの総説が整理した(根拠の大半は🐀研究)。 ・HIITを1回行うと、脂肪・筋肉・肝臓のラクチル化が24時間以内にピークを迎え、72時間で元に戻る🐀 ・中年🐀に2か月間軽いランニングを続けさせると、筋肉のヒストンのラクチル化が増え、老化細胞が減少 ・脳では、ミクログリアが炎症を抑える型に切り替わることや、ストレスへの抵抗力と関連 ただしヒトでは話が違う。筋トレで血中乳酸が約7倍に跳ね上がっても、太ももの筋肉のラクチル化は増えなかった。過度なトレーニングでは、筋肉のラクチル化が肝臓の線維化につながるという報告もある。 乳酸がたまる運動ほど体によい、とはまだ言えない段階。運動の強度ごとに、別々の分子の経路が動いている可能性が見えてきた、というところ。 cell.com/iscience/fulltext/S…
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AI研究者の間でも「ディープラーニングの常識が覆るかもしれない」と大きな話題を呼んでいる研究、MIT CSAILのチームが発表した「重み空間プログラミング」。 これほんとに興味深いんで、あれこれ調べて自分なりに、いろんな人の考えを追ってみたけど、つくづくすごいことだなと思う。 従来のAI開発では、膨大なドリル(学習データ)を解かせ、間違えた箇所から全体の数値を少しずつ機械的に調整する「バックプロパゲーション(誤差逆伝播法)」が当たり前。 AIの頭の中は複雑怪奇なブラックボックスで、人間が直接数値をいじって賢くすることなど不可能だったから。 ところが今回の実験では、最先端の巨大AIに小型AIの生の数値(重み)を見せ、勉強させることなく「数学の成績を上げてみて」と指示を出した。 巨大AIがやったのは、勉強のやり直しではなくピンポイントの「脳外科手術」、とでも言えるもの。 小型AIの思考が堂々巡りになる原因の数値を特定し、全体のわずか0.016%だけを直接書き換えた。これだけで、思考ループが解消され、数学のベンチマークスコアが一気に約6倍(7.9% → 48.1%)へと跳ね上がった! なぜこんな芸当ができたのだろう。 インターネットや人間関係と同じように、ニューラルネットワークにも「べき乗則」が働いており、全体を左右する超重要な「ハブ(交差点)となるニューロン」が存在しているってことなんだろうか。 今回の研究成果は、例えて言えば、何億個もの数値が並ぶ中から、巨大AIはその決定的な急所を見抜き、ピンセットで回路を繋ぎ変えるように書き換えてみせた、ということですよね? これが意味するのは、莫大な計算コストをかけて再学習させなくても、AIのバグ修正や能力アップを「コードのリファクタリング感覚」で行える未来だと思う。 AIが生の数値を読み解き、別のAIを直接最適化し始める―自己進化の扉を開く刺激的な研究だよね。面白いなぁ。 元研究ブログ: Rikiya Takehi et al., "Sparks of Weight-Space Programming: LLMs can natively read & write neural network weights" rikiyat.github.io/blog/weigh…
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【AI依存=メンタル悪化、は早とちり?】大学生約1400人の追跡調査で、AI依存の自覚は不安と直接結びつかず、不快感を避ける心の癖こそが不安を強めていました。AI頼み自体が害とは限りません。Front Psychiatry誌 doi.org/10.3389/fpsyt.2026.1…
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【「時間が経つのが遅い!」と「何分経ったか」は別モノだった】841人への実験で、退屈さや没頭度は時間の進む速さの実感に影響する一方、経過時間の正確な見積もりには影響せず、両者の時間感覚は切り離されていると判明した。Atten Percept Psychophys誌 doi.org/10.3758/s13414-026-0…
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一貫性なんてずっとずっと昔からない。批判する、反対するという一貫性のみ
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参加がリスクっていう前提は嫌だな
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【原著論文】テストの不安は、心配の強さと緊張の強さの組み合わせによって対処方法が異なる 試験に対する不安には、成績や失敗を心配する「認知的な不安」と、緊張などの感情的な反応を伴う「情動的な不安」がある。 本研究では、平均年齢18.9歳の1,232人を対象に、これら2種類の不安と感情調整の方法との関連を調査した。 感情調整には、認知的再評価(出来事の捉え方を変えて感情を調整する方法)と、表出抑制(感情を表情や行動に出さないようにする方法)の2種類を用いた。 分析の結果、認知的な不安と情動的な不安の強さが一致していない人ほど、認知的再評価を多く使用する可能性が示された。 特に、緊張などの感情的な反応よりも、試験への心配が強い人で、認知的再評価が多い傾向がみられた。 ただし、この関連は探索的な結果であり、より複雑な統計モデルが単純なモデルより優れているとは確認できなかった。 一方、認知的な不安と情動的な不安がともに強い人ほど、感情を表に出さないようにする表出抑制が少ない傾向が認められた。 これらの結果は、試験への不安を単純に強い・弱いで評価するだけでなく、心配と緊張の組み合わせを考慮することの重要性を示している。 ただし、観察された関連は因果関係を示すものではなく、不安の構成と感情調整との関係について、さらなる検証が必要である。 Pers Individ Dif. #テスト不安 #感情調整 #試験ストレス sciencedirect.com/science/ar…
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ギャンブル依存じゃないよ、参加だよ
性的虐待経験がギャンブル依存に与える影響に関する論文。興味深い
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まあ参加率なんで(障害率ではない)、性的虐待のトラウマを癒す手段としてマシンギャンブリングが使われている、という見方も有力にはなる
子ども時代に性的虐待を受けた人は、成人後にパチンコ・スロットなどのマシン型ギャンブルへの参加率が10.8ポイントも高く、その関連は男性(14.0ポイント)で女性(8.4ポイント)より強いことが、日本の成人27,699人の全国調査から明らかになった。 論文名: "Sex Differences in the Association Between Child Sexual Abuse and Machine-Based Gambling: Findings from a National Survey"(子ども時代の性的虐待とマシンベースギャンブルの関連における性差:全国調査からの知見) 著者: Yousuke Imanishi, Maria Iorini, Sinchul Jwa, Ichiro Wada, Takahiro Tabuchi, Mai Uchida 所属: UCLA、ハーバード大学医学部、大阪公立大学、獨協大学、東北大学など日米の研究者の共同研究 掲載誌: Journal of Gambling Studies(2026年10月) 背景と問い: 子ども時代の性的虐待(CSA)は成人後のギャンブル問題と関連するとされてきたが、マシンベースギャンブルに特有の性差のエビデンスは限られていた。 データと方法: 2023年の日本のインターネット調査JACSISを用いた横断研究。18〜79歳の成人27,699人を対象に、IPTW(逆確率重み付け)で交絡要因を調整し、性別で層別化したモデルで交互作用を検定した。 主な結果: ・27,699人中2,567人(9.3%)が18歳までにCSAを経験したと回答 ・IPTW調整後、CSA経験者はマシンベースギャンブル参加率が10.8ポイント高い(95%CI 9.2〜12.3, p<.001) ・男性で14.0ポイント(95%CI 11.3〜16.7)、女性で8.4ポイント(95%CI 6.7〜10.2)と男性でより強かった(交互作用p=.008) 示唆: 横断調査のため因果関係は確定できないが、CSAは成人後も長くマシンベースギャンブルと関連し男性に集中していた。著者らはギャンブル治療やメンタルヘルスの現場でトラウマに配慮したアプローチを取り入れるべきと述べている。 doi.org/10.1007/s10899-026-1…
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🧠 An Alzheimer’s drug is clearing brain plaques and allowing some patients to stop treatment within a year. Scientists are studying a remarkable possibility with a drug called donanemab. This antibody medicine targets amyloid, a sticky protein that builds up into plaques in the brains of people with Alzheimer’s disease. In a major clinical trial involving more than 1,700 people with early Alzheimer’s, donanemab slowed the decline in memory and thinking by up to 35% compared with a placebo in certain groups. But the most surprising part came afterward. Brain scans showed that some patients had cleared enough amyloid plaque to stop treatment. Nearly half of those receiving the drug were able to stop within 12 months under the trial's treatment rules. This does not mean Alzheimer’s has been cured. The disease can still progress, and patients need continued monitoring. However, the findings raise an exciting possibility: some people may eventually need this treatment for only a limited time rather than taking it indefinitely. A promising step in the ongoing fight against Alzheimer’s disease. Source: Sims, J. R., et al. Donanemab in early symptomatic Alzheimer disease: The TRAILBLAZER-ALZ 2 randomized clinical trial. JAMA, 330(6), 512–527.
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【高齢者は危ない?衰えを「慎重運転」でカバーしていた】シミュレーターで年代別の運転を比較したところ、高齢者は速度を抑えて早めに減速するなど保守的に運転し、中年層より事故が少ないことがわかりました。J Gerontol B Psychol Sci Soc Sci誌 doi.org/10.1093/geronb/gbag2…
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サンプリングのあやしい統計はあやしい
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【人間っぽいAIに秘密をポロリ、理由は「信頼」じゃなかった?】実験等の結果、人間味あるAIへの自己開示は約3倍に増えるが、それは共感や信頼からではなく「人間に批判されない」という安心感が引き金だと分かった。Addict Behav Rep誌 doi.org/10.1016/j.abrep.2026…
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あまりに矛盾をかかえると、かわいそうにはなる
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骨への刺激が寿命を伸ばす マウスの系で、骨への機械的な刺激により健康寿命と寿命が延長することを発見。骨由来の分泌因子が複数の臓器で細胞老化を抑制。さらに重要な因子の同定にも成功し、運動模倣薬への期待も cell.com/cell-metabolism/ful…
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Causal reasoning relies on domain-specific neural circuits rather than a single unified system, with the fronto-parietal network handling physical causes and the temporo-parietal junction processing social ones. The Multiple Demand network, typically associated with abstract reasoning, showed no reliable engagement, challenging the assumption that causal inference depends on a general-purpose mechanism.
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Happy to announce our latest discovery on the neural basis of episodic memory: the more stimulus specific representations in the amygdala are engaged, the more likely a strong memory is created (aka gain modulation). This was not the case in the HPC. nature.com/articles/s41593-0…
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【「感情コントロールが得意な脳」は幻想だった?】2千人超の脳活動データを解析した結果、感情の調節力と前頭前野などの活動に関連は見られず、脳画像から感情制御の得意不得意は測れないことが示された。Nature誌 doi.org/10.1038/s41586-026-1…
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🧠⚖️ La #obesidad puede dejar una memoria biológica incluso después de perder peso 🧬 Persisten cambios epigenéticos y metabólicos 🛡️ El tejido adiposo y las células inmunitarias conservan alteraciones 🔄Esto podría favorecer la recuperación del peso 🔗 doi.org/10.1016/j.tem.2026.0…
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