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面白い野球本の情報を発信する架空の書店『野球書店』店主(大分生まれ/中日ファン)の呟きです。毎年年末にその年の一番面白かった野球本を決める「野球書店大賞」を発表しています。

Joined April 2020
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この本を読んで一番驚いたのは、現在のソフトバンクホークスではなく、「NTTドコモホークス」になる可能性があったこと。 そして、「ダイエーホークス」をそのまま残し、親会社が「京セラ」になる可能性があったということ。 2003年9月、京セラの稲盛会長が「ダイエーグループを丸ごと買ってもよい」と水面下で打診。ダイエー首脳と極秘裏に会談。 実現すれば、産業再生機構による〝国策球団〟に転落することも避けられ、外資のハゲタカファンドに買い叩かれることもない。何よりも「ダイエーホークス」がそのまま残る。これ以上ないスキームとなる。 しかし、この話しは後に稲盛の激怒を買い白紙となる。 原因は極秘だった会談内容を外部にリークした人間がいたからと言われている。 その人間とは、後に強制わいせつで逮捕される、あの男である。
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中日ファンの自分は、工藤がダイエーを出ていく際、「どうせ巨人に行く事が決まってたんだろ?」くらいに思っていた。 だが数年後に「球団社長と揉めて出ることになったらしい」ということが、何となく分かった。 そして、この本でことの詳細がよく分かった。高塚社長の信じがたい言葉に驚く。 ↓
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「あなたが登板する火曜日、見てもらったら分かるけど、観客が少ないんだよ。プロの選手としてはどう考えるの?」 「それって、僕の責任なんですか?」 「そやぁ、あなたが投げているんだから、あなたの責任じゃないの?」 工藤夫妻は怒りと呆れで、交渉の席を立った。 あまりに無礼すぎて驚く。
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日本一になった1999年オフ、球団代表の瀬戸山は工藤公康夫妻をホテルに招き、FA移籍を阻止すべく、1回目の下交渉を行っていた。そこに乱入してきたのが、この年4月から球団社長としてやってきていた高塚だった。 出てきた言葉は耳を疑うものだった。 ↓
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ダイエーホークスの身売りを語る時、当時のオーナー代行高塚猛の傍若無人ぶりがセットで語られるのはお約束だが、改めて紐解くと本当に酷い。 日本シリーズのベンチ裏に複数の女を連れ込み、工藤公康と小久保裕紀を事実上追い出し、そして勝手にロッテとの合併を画策した。そんな男の末路は→
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04年に女性社員への常習的なセクハラなどが問題となり強制わいせつ罪で有罪判決を受け失脚した。 権力の絶頂にいた02年には「俺は女性に何をしてもセクハラにならない」というような、薄気味悪い本まで上梓していたのが実に興味深い。 17年、慢性腎不全により死去。
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スカウト経験もある小川淳司は、自分が監督になったときには、ドラフトには口を挟まない、スカウトに任せることを信条としていた。 たが2012年のドラフトで、一度だけ「1位はこいつでお願いします」と口を出したことがあった。 →
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1位でヤマハの石山、2位で創価大の小川を指名予定だったスカウトたちは反発した。 それでも小川が1位で指名を希望したのが、大阪桐蔭の藤浪晋太郎だった。 結局抽選で外して石山、小川を予定通り指名できたが、スカウトはいい顔をしなかった。 「やっぱり口出しするもんじゃない」と小川は痛感した。
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2004年、球界再編騒動の真っ只中。 中日は5年ぶりのリーグ優勝を目指して首位を走っていた。 だが監督落合博満は、選手会の活動に奔走する井端弘和に「もううちの優勝はどうでもいいから、行くところまでいけ」と伝えていた。 勝利至上主義と思われがちな落合にはこんな一面もあるのだ。
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いよいよドラフト会議当日! なのでスカウト本の名著を紹介します。 近鉄時代に野茂と福留の担当もしていた伝説のスカウト河西俊雄は、実はドラフト直前まで野茂を回避して早大の小宮山かヤマハの西村の一本釣りを考えていた。しかし、それに待ったをかけたのが… 16年間の本ですが面白いのでぜひ!
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この本によれば、根來泰周コミッショナーは、法曹界出身の人間でありながら、「選手会のストライキは違法。損失の全てを請求できる」というデマ文書を全オーナーに送り、ストを潰そうとした人物。 当時の裁判官も、そんな根來の姿勢を「あまりに怠慢で会長の古田と対照的」と批判している。 だが、
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後に、金に塗れた「逆指名」を廃止して、今日のドラフトを健全な形に戻したのも、また根來なのである。 なかなか評価の難しい人物である。 ちなみに、この裁判官はこうも振り返っている。 「あの時の古田さんは見事でした。日本の野球のために全てを捧げて邁進していました」 古田、ありがとう。
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「日本プロ野球のいちばん長い日」を買った。 このテーマについては、昨年、一昨年と大変読み応えのあるノンフィクション2冊(写真参照)を読んでいるので、「この2冊よりも面白いんでしょうね?」と、読む前からハードルはかなり上がっている。 さてさて。
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阪神二軍監督時代の岡田と、ノムさん、関係性は良くなかったんだなぁ。知らなかった。 推薦してない井川を無理やり一軍に上げられ、無茶苦茶にして落とされ、「まだ無理ですよ」という今岡、濱中、濱中も同様に。 かなり抑えめに書いているが、「どこが名将やねん」と内心思っていそう。
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「大島洋平、現役続行」という知らせに心中複雑である。 この秋で41歳。 この3年間で放った安打は58本である。 歴史的な低迷を続けているチームに染みついた「負け癖」を払拭するには「血の入れ替え」が必要だと思う。 大島は功労者だが、 ↓
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「泣いて馬謖を斬る」覚悟で、フロントが引導を渡さなければいけなかったはずだ。 だが球団は逃げた。 長谷川、内川、中村をシビアに見極めたソフトバンクと比べたら、中日はぬるま湯すぎやしないか?
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