初心者の方を鉱物が見つかる場所へご案内するとき、時々、その方が見つけられた鉱物を持ってきて「この形はどうだろうか?」と聞かれることがあります。僕は「自分がステキだなと思ったらいい」と伝えています。
様々な鉱物には、その独自の形である自形結晶があります。確かに自形結晶は美しく、中にはお手本となるようなものが存在します。欠けたものもあれば、完品もある。時には自形結晶ではないものもあります。でも、自分がいいと思ったものは、自形であろうと、塊だろうと、あまり関係はないのではないかと思います。
大事な時間と費用をかけて見つけたものは唯一無二だと僕は感じます。原級表現で楽しむといいですね。そういう心の余白があるといいかもしれません。すると、自分の中に自形結晶が育つのではないかと思います。
鉱物は美しくあろうとして
生まれてきたわけではない。
ただ、自然の営みの中で
その姿になった。
透明なもの。
淡く色づいたもの。
不思議な形をしたもの。
どれも地球が残してくれた
ひとつの表情。
そんな姿に
今日も心を惹かれている。
胆礬&黄鉄鉱 / Chalcanthite & Pyrite
Nakatsugawa Village, Chichibu District, Musashi Province, Japan
湿度と温度が安定する暗い場所に置いていた。久々に外の空気に触れた青色と金色の結晶。
鉱物を眺めていると
美しいという言葉だけで
十分だと思うことがある。
淡い色も
小さな結晶も
少しいびつな形も
そのひとつひとつが
自然の中で生まれた姿。
そこに理由を求めなくてもいい。
ただ、手に取って
静かに眺めてみる。
その時間こそが
鉱物を楽しむということなのかもしれない。
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水晶&魚眼石 / Quartz & Apophyllite
Shikama Village, Yoshiki District, Hida Province, Japan
引っ越し完了まで、
こんな感じで仕事をしている。
こうやって仕事をしていると、
デスクやテーブルのくり抜いた形にありがたみを覚える。
胡座しながらの仕事は、
うーん、慣れないね。
この部屋に自分が採集した鉱物や、
ミネラルショーで入手した鉱物を
飾ったり保管したりしていた。
それらは引っ越し先へ、
トラックを借りて自分で持ち運んだ。
鉱物採集。まだまだ探求したい。自分にとっては知らない世界が多い。最近は水晶の結晶の形の違いがきになる。何がそうさせているのだろうなと。産地は違えど形状が似ているものがある。形を決定づける要素は何だろうね。それを実地で観察する楽しみがある。









