【バリエーションが商品ページの中で管理できるように】
10月29日のShopify公式発表によると、バリエーションの管理が商品ページの中でできるようになります。
商品ページとバリエーションのページを行ったり来たりする必要がなくなります。
◆主な改善点
・商品ページの他の情報を見たまま、バリエーションを編集可能
・検索、絞り込み、オプションごとのまとめ表示でバリエーションが探しやすく
・詳細表示と表形式の表示を切り替えて、すばやく編集
・価格や配送などの項目を複数のバリエーションでまとめて変更可能
12月からすべてのストアに順次実装される予定とのことです。
サイズやカラーが多いアパレルなどのストアほど、日々の商品登録や価格変更にかかる時間が減ると考えています。
【Shopify管理画面でGTINの候補表示と自動入力ができるように】
10月29日のShopify公式発表によると、Shopifyが商品のバーコードをGS1(GTINを発行している団体)の登録情報と照らし合わせ、正式なGTINかどうかを見分けやすくしてくれるようになりました。
GTINは多くの商品バーコードの元になっている世界共通の番号で、Googleなどの販売チャネルが商品を正しく照合するために使います。
日本でおなじみのJANコードもGTINの一つです。
◆新しくできること
・バーコードを入力すると、GS1に登録されていれば自動で「GTIN」として設定
・保存済みの「カスタム」のバーコードにも、GTINへの変更の提案が表示
・GS1の登録内容とブランド名や商品名が違う場合は、比べて確認可能
◆変わらないこと
・提案を受け入れない限り、保存済みのバーコードは変わりません
・提案を無視しても、商品の管理に影響はありません
Googleショッピングなどに商品を出しているストアは、正しいGTINが設定されているかで表示のされ方が変わることもあります。
一度、提案が出ていないか確認しておきたいと考えています。
【Shopify MessagingでWhatsAppの自動配信が可能】
10月28日のShopify公式発表によると、Shopify MessagingでWhatsAppを使ったマーケティングの自動配信を作れるようになりました。
ちょうどいいタイミングで、お客様にメッセージを自動で届けられます。
◆用意されているテンプレート
・閲覧したが買わなかったお客様へのメッセージ
・カートに入れたまま離脱したお客様へのメッセージ
・チェックアウトの途中で離脱したお客様へのメッセージ
自分で作った自動配信にWhatsAppを加えることもできます。
設定する場所は「Messaging」>「Automations」
日本ではLINEが中心のため、国内向けのストアには馴染みが薄い機能かもしれません。
海外のお客様に販売しているストアは試す価値がある機能だと考えています。
【Campaign Autopilotがすべてのストアで使えるように】
10月28日のShopify公式発表によると、広告キャンペーンを自動で組み立てる「Campaign Autopilot」が、すべてのマーチャントに公開されました。
使えるチャネルが増え、SEOの改善提案などの機能も加わっています。
◆どんな機能か
・予算と守ってほしい条件を設定
・ストア、商品、顧客の情報をもとにAIがキャンペーンを作成
・どのチャネルにいくら使うかを決め、成果が出ているところへ予算を寄せる
◆使えるチャネル
・Meta広告、Microsoft広告、Snapchat、Shop、Shopify Messaging
・X広告にも近く対応予定
◆SEOの改善提案
・SEOの改善案を提案してくれます。確認して承認すると反映されます
・Sidekickに直接お願いすることもできます
管理画面の「Growth」タブから始められます。
広告運用に手が回らない小さなお店にとって、心強い機能になりそうです。
ただ予算は自動で動くため、最初は少ない予算で始め、成果を確かめながら広げていくのが安心だと考えています。
【販売チャネルごとに送る商品データを調整できるように】
10月28日のShopify公式発表によると、新しい「チャネルマッピング」ページで、販売チャネルごとに送る商品データを管理、調整できるようになりました。
各チャネルに送られるデータのプレビューも見られます。
◆チャネルごとにできること
・商品名、画像、カテゴリ、色などを、どの項目から取るかを変えられます
・複数の項目を組み合わせられます(例:商品名にブランド名を付け加える)
・特定の商品だけ、チャネルごとに個別の内容にできます
・変更は、そのチャネルのすべての商品に反映されます
◆まとめて直せます
・多くの商品やバリエーションを一括で編集できます
・項目ごとに入力率が表示され、抜けている情報をすぐ見つけられます
GoogleやMetaなど、チャネルによって好まれる商品名や情報の形は違います。
自社サイトの表示を変えずに、チャネルに合わせて整えられるのは大きな改善だと考えています。
【Shopifyのストア分析でアプリの動きも見られるように】
10月28日のShopify公式発表によると、対応するアプリのイベントを、Shopifyのストア分析で直接見られるようになりました。
マーケティングメールの送信数や、ポイント特典の利用数などを、いつものレポートで確認できます。
◆できること
・アプリの動きを期間ごとに追える
・同じ指標をアプリ同士で比較
(例:メール配信アプリごとの送信数)
・キャンペーンやメッセージの種類などで絞り込み、まとめられる
◆使い方
・レポート設定画面「アプリイベント」から選択
・ShopifyQLでも取り出せます
・見られるデータはインストールしているアプリが対応しているかどうかで変わります
アプリごとに管理画面を開いて数字を見比べる手間が減り、売上と施策のつながりを1か所で見やすくなると考えています。
【買い物の目的を決めてテストできるように】
10月28日のShopify公式発表によると、AIが再現した買い物客でストアをテストできるShopifyアプリ『SimGym』に、新しいテストの種類が追加されました。
テーマ同士を比べるテストに加えて、買い物の目的を決めてテスト可能になったようです。
◆新しく選べるテスト
・買い物の流れ全体:ストアのどこで一番つまずくかを見つける
・商品の探しやすさ:探している商品にたどり着けるかを確かめる
・カート追加の決め手:商品ページの情報だけで買う判断ができるかを確かめる
◆改善案が分かりやすく
・改善案に番号が付き、ページのどこを直せばいいか画面上で分かります
・AIの買い物客の動きを動画で見返せます。つまずいた場所や、反応がよかった場所も分かります
「どこを直せばいいか分からない」という悩みを、具体的な作業に変えてくれる機能だと考えています。
ただし相手はAIなので、最終的には実際の数字や実機での操作でも確かめることが大切だと考えています。
【下書き注文で定期購入の商品を扱えるように】
10月28日のShopify公式発表によると、定期購入アプリの定期購入商品を、下書き注文に追加できるようになりました。
お客様の代わりに、定期購入の申し込みを準備できます。
◆支払いまでの流れ
・下書き注文に定期購入商品を追加
・お客様に請求書を送信
・お客様は届いたリンクからチェックアウトに進み、内容を確認して支払い
電話やメールで定期購入の相談を受けたとき、注文の準備までお店側で済ませられます。
BtoBの継続取引や、ネットでの手続きが苦手なお客様のサポートにも使いやすくなると考えています。
【商品更新時に動くトリガーが追加】
10月28日のShopify公式発表によると、Shopify Flowに「Product updated(商品の更新)」トリガーが追加されました。
商品やバリエーションの内容が変わったときに、ワークフローを動かせます。
◆できること
・変更を検知する項目を最大5つまで選べます
・選べる項目の例:タグ、メタフィールド、価格など
・選んだ項目が変わると、ワークフローが動きます
活用例)
商品の別の項目に合わせて、メタフィールドの値を自動で入れる
商品が多いストアほど、更新のたびに手で直す作業を減らせます。
「価格が変わったらタグを付け替える」など、日々の更新ルールを自動化しやすくなる機能だと考えています。
【ワークフローのテストや有効化にスタッフ権限が必要】
10月28日のShopify公式発表によると、Shopify Flowが管理画面のスタッフ権限に合わせて動くようになりました。
これまではFlowの権限が一つあれば、Flowの中で何でもできました。
・Flowの権限は「設定」>「ユーザー」>「ロール」で設定
・ワークフローの各ステップに必要な権限がないと、テストや有効化ができません
例)顧客タグを追加するワークフローには、顧客を編集する権限が必要
◆権限が足りないスタッフができること、できないこと
・ワークフローの作成、編集、下書き保存はできます
・テスト、有効化、手動実行などはできません
◆そのまま変わらないこと
・すでに有効なワークフローは動き続けます
・今Flowを使えるスタッフは、引き続き使えます
・ストアのオーナーはすべての操作ができます
スタッフが管理画面で許されていることしかFlowでもできなくなるため、安全性が高まる改善だと考えています。
複数人で運用しているストアは、一度ロールの設定を見直しておくと安心です。
【Sidekickの提案にアプリのデータも使用】
10月28日のShopify公式発表によると、インストール済みのアプリのデータも、Sidekickの提案に使われるようになりました。
ストアの状況を、より広く見たうえで提案してくれます。
◆使えるのは対応アプリだけ
データを共有できるのは、Sidekick向けのアプリ拡張機能に対応したアプリだけです。
◆提案が出るための条件
・アプリがインストールされていること
・必要な権限がそろっていること
・アプリから使えるデータが共有されていること
ちなみに今年上半期の時点でも一部のアプリではSidekickがデータを持ってきてくれるケースもありました。
レビューやメール配信など、アプリにたまっているデータも提案に生かせるようになるのは心強い流れだと考えています。
今使っているアプリが対応しているか、確認しておきたいところです。
【Sidekickの提案にWeb検索の情報も】
10月28日のShopify公式発表によると、Sidekickがストアの改善機会を調べるときに、Web検索も使えるようになりました。
市場や業界の動きもふまえた提案が出せるようになります。
◆提案に使われる情報
・自分のストアの情報
・Web上で公開されている情報
◆どこに表示されるか
・管理画面のホーム
ストアによって使えるようになる時期は異なるそうです。
自社のデータだけでは見えにくい業界の動きを知るきっかけになりそうですね。
ただし、Web上の情報には古いものや不確かなものもあるため、提案の根拠を確かめてから取り入れたいのが重要だと考えています。
【SidekickがAIでテストしたストア改善案を提案】
10月28日のShopify公式発表によると、Sidekickがオンラインストアの改善点を見つけ、変更の下書きまで作れるようになりました。
下書きと今のストアを、AIが再現した買い物客で比べた結果も見られます。
◆テストされる変更
・ストアのテーマで試せる変更
・カートに入れる行動に影響が出そうな変更
◆注意したい点
・実際のお客様でのテストではありません
・本物のA/Bテストとも違います
・反映するかどうかは、提案を確認してから自分で決めます
AIの結果はあくまで判断材料の一つです。
反映したあとは、実際のカート追加率や購入率で効果を確かめることが大切だと考えています。
【Shopify管理画面の検索が速くなりました】
10月28日のShopify公式発表によると、新しいデザインになったデスクトップ版の管理画面で、検索がかなり速くなりました。
◆1か所の検索でまとめて探せるもの
・管理画面のページ
・商品や注文などのデータ
・設定
・インストール済みのアプリ
◆キーボードからすぐ開けます
・Mac:command+K
・Windows:control+K
ストアによって使えるようになる時期が違うため、まだ表示されない場合もあります。
設定画面を探してメニューを行ったり来たりする時間が減り、日々の作業効率が上がる改善だと考えています。
【ナレッジベースが管理画面に統合】
10月26日のShopify公式発表によると、AIエージェントが参照するストア情報を管理する「ナレッジベース」が、管理画面の「販売チャネル」>「エージェント」>「ナレッジベース」から使えるようになりました。
◆ナレッジベースとは
連絡先やギフトサービスなど、AIエージェントが取得するストア情報を確認、編集、公開できるページです。
公開済みのストアページから情報が自動で作成されます。ただし、公開するまではAIエージェントに届きません。
◆アプリを使っていた場合
・1,000件未満:作成、編集した情報は移行済みのため、操作は不要です
・1,000件以上:まだ移行されていません。残したい情報を2027年1月15日までに追加する必要があります
単体のナレッジベースアプリは2027年1月15日で使えなくなります。
AIで商品を探すお客様が増えています。
AIに店舗情報を正しく伝えるためにも、まず自動で作られた情報を確認した上で、しっかりと自社やブランドについて説明を登録しておく、重要性の高い機能だと考えています。
【送料無料ラインで、もう1品を後押し】
「〇〇円以上で送料無料」は、Shopify標準の配送設定で実装可能です。
◆設定の流れ
・設定、配送と配達の順に開く
・配送料金を追加し、料金を0円にする
・条件で「注文金額に基づく」を選び、最低金額を入れる
◆いつもの送料無料と、期間限定の送料無料
・いつも同じ条件なら、配送設定で作る
・セール期間だけなら、送料無料のディスカウントで作る
◆注意点
カート画面で「あと〇〇円で送料無料」といった表示を出すのはShopify公式テーマ(Horizonなど)では機能が用意されていません。
当社ではカスタマイズして実装するケース・事例がたくさんあります。
実装を希望される場合は、ぜひお問い合わせください。
【Shopify Select Partner 認定】
この度、当社は2026年10月1日のShopifyパートナープログラムのティア更新において「Select Partner」に認定いただきました!
現時点において、甲信越エリアを拠点とする唯一のSelect Partnerとなることができました。
この場をお借りして、関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。
local-commerce.co.jp/blogs/n…
【セールの割引は「予約」しておく】
Shopifyのディスカウントは作る時に開始日時と終了日時を設定できます。
ブラックフライデーの割引も今のうちに作っておけます。
◆2つの割引の形
・自動割引:条件を満たすと、自動で値引きされる
・割引コード:お客様がコードを入力して使う
◆設定しておきたいこと
・開始日時と終了日時
・他の割引と併用できるか(組み合わせの設定)
・1人あたりの利用回数
◆注意点
・自動割引は同時に有効にできるのは25個まで
・併用を使用すると想定より値引きが大きくなることがあります
開始前に、テスト注文で金額を確認しておくと安心だと考えています。
【Shopify Editions Fall ‘26 注目アップデート】
現地時間10月28日のShopify公式発表によると、今回も150件以上の膨大な情報が公開されました。
その中から、国内事業者様の実務に関わるものを当社の視点で厳選、記事にまとめました。
◆今回の主なテーマ
・AIで売る(ChatGPTやGeminiなどからの流入)
・AIで運営する(Sidekickの強化、管理画面の刷新)
◆記事で解説したポイント
・セールの切り替えを予約できるロールアウト
・ストアポリシーの自動生成
・チェックアウトの支払い方法がタイル型に
・不正注文を事前にブロックする機能の強化
・AIに伝える情報を管理するナレッジベース
エージェンティック・コマースの時代、AIとの連携はEC運営の前提、土台になっていくと考えています。
local-commerce.co.jp/blogs/c…
【海外販売、まずはマーケット機能から】
日本のストアで海外に売る時は、Shopify標準のマーケット機能で国や地域ごとに売り方を分けられます。
◆マーケットごとに設定できること
・表示する通貨
・言語
・価格
・URL(例:/en-us のようなサブフォルダ)
◆知っておきたいこと
・現地通貨での決済には、Shopify Paymentsが必要です
・言語を追加しても、商品説明などの翻訳は自分で用意します
・関税や配送まで任せられる「マネージドマーケット」は、日本のストアでは今のところ使えません
◆マーケティングは別問題
上記はあくまで販売体制を整えるための「設定」にすぎません。
どの国のどういった消費者にアプローチして、広告、SEO、SNSなど、どういったチャネルを活用するか?
どういった表現(クリエイティブ)だと刺さるか?
こうしたマーケティング要素は、また別次元で設計・実施していく必要があります。




