まぁ、外れるかもしれませんが、ゴールドマンの分析は、短期的な市場の過剰反応を修正するという意味で、十分に説得力があります。
今回の選挙は、AIインフラの拡大を止める転換点ではなく、AIインフラの建設・運営に必要な社会的コストを、誰がどのように負担するかを決め直す転換点になるのではないでしょうか。
ただ、ゴールドマンは一時停止が短命になると予測していますが、その後の開発再開に必要な条件とコストについては、この記事ではほとんど説明されていないことです。
むしろ、そこにこそ今後の投資判断を左右する重要な論点があると思います。
*GOLDMAN SACHS SEES MAJOR AI AND DATA CENTER POLICY IMPLICATIONS FROM ‘BLUE TSUNAMI’
investing.com/news/stock-mar…
Satoshi Ohki retweeted
The Contrarian Data Center Trade: Goldman Raises Its Construction Forecast Into The Blue Wave, Sees Spending Through 2030 zerohedge.com/technology/con…
議会にAI 規制法案がいくら出されても大統領に拒否権がある限り可決は無理。ポイントは州政府との間での話。その意味で民主党の州知事が増えたことは間違いなく、そこが焦点なので、もう少し解像度の高い報道が欲しいところ。
来期の議会トップ2であるシューマ上院院内総務もジェフリーズ下院院内総務からも連邦政府レベルでのAI規制の話はでてきていない。
・第一に、アメリカ人は生活費を引き下げることを求めている
・第二に、アメリカ人は我々に政府内の腐敗を浄化することを求めている。トランプ大統領は株式市場でインサイダー取引を行っている。
・第三に、彼らは我々に国内外におけるドナルド・トランプの混乱に歯止めをかけることを望んでいる。戦争終結に向けて我々に賛同している共和党議員もいる
thehill.com/homenews/senate/…
業界への影響を分析することと、民主党議員の政治的意図を正確に伝えることは別です。私には、この記事は前者を優先するあまり、後者の説明が不足しているように読めます。
そして、もう一つ重要な点があります。
民主党にとっても、AI産業の発展、雇用創出、経済成長、対中国での技術的優位は重要な政策課題です。それらと社会的責任や住民負担の問題をどう調整するかという、より本質的な議論が記事では十分に展開されていません。
その意味で、今回の記事は事実を伝えてはいるものの、読者が受け取る政治的メッセージをかなり限定する構成になっていると思います。
例えば、オソフ氏は巨大製薬企業、保険会社、テック企業を並列に挙げ、ジョージア州の生活に苦しむ家庭を守るという目的を語っています。ところが日経はテック企業だけを抜き出し、「屈服させる」という強い表現を記事冒頭に配置しています。これでは、オソフ氏が巨大テック企業への対決姿勢を演説の中心に据えたかのような印象になります。本来は、巨大企業の経済的・政治的影響力に対する問題提起という、もっと幅広い文脈があったはずです。
米巨大テック、トランプ氏になびいた代償 民主議員「屈服させる」
nikkei.com/article/DGXZQOGN0…
残念だけれど、自分の信念を守ったことを繰り返し説明している。しかし、自分の判断から何を学んだのかが見えてこない。これは、単に党への忠誠心が足りないという問題より、政治家としてずっと本質的な問題だと思います。
今回の選挙結果は、AI産業の成長を止めるというより、その成長に伴う社会的コストを誰が負担するのか、という問題を政治の中心に押し上げたと捉えるべきでしょう。色々な見方はありますが、民主党にもAI投資を止められない理由がある。中国との競争は大きな要素です。しかし、私はそれと同じくらい、米国経済そのものへの影響が重要だと思います。
今後の焦点は「データセンターを建設するか否か」ではなく、どのような条件なら社会的に受け入れられ、持続的に建設できるかへ移行すると考えます。民主党には、生活費の負担を軽減する責任がある。同時に、経済成長、雇用、技術競争力を維持する責任もある。その両方を実現する必要があります。そして興味深いことに、これは共和党にとっても基本的には同じ課題です。
ただ、今回の選挙によって、企業側が地域住民に提示しなければならない条件は厳しくなるでしょう。つまり、妥結は十分考えられても、以前と同じ条件に戻るとは限りません。
AIの需要が強いまま、供給の増加だけが制約されたとき、その経済的利益を最も獲得できるのは誰なのか。投資対象としてはそこを考えることは興味深いです。
Satoshi Ohki retweeted
JPMorgan says any dip in AI stocks after a Democratic sweep in the midterms would be a buying opportunity.
The bank expects AI spending to stay strong through 2028 no matter who wins. It sees divided government as the best outcome for stocks: the S&P 500 has averaged a 21% gain over two-year terms of gridlock since 1950, versus 18% under one-party control.
現在のAI悲観論には、企業の財務的な持続可能性と、事業が新たに生み出す経済価値を混同している議論が少なくない。自分を知っている人からは、バイアスがかかっていると言われそうだけど、Amazonはまさに、その違いを考えるうえで非常に興味深い企業です。
クルーグマンやユルマズ氏の議論には、それぞれ経済学者、金融市場の分析者としての合理性があります。巨額の設備投資が続き、FCFが圧迫され、信用リスクが蓄積していく。これは警戒すべき現象です。
しかし、そこで分析が終わってしまうと、肝心の問いが抜け落ちます。「その投資によって、企業は以前にはできなかった何を実現できるようになり、それによってどれだけの価値を創造しているのか」この問いなしに、設備投資の過剰性を判断するのは難しいはずです。
Amazonの直近決算は、その問題をよく示しています。この 12 ヶ月に何をなしたのか。AmazonがAIを単なる外販サービスとしてではなく、既存事業の生産性改善、新しい顧客価値の創造、そして新規市場への参入に横断的に利用できる企業だということ、そして投資回収の経路が一つではないと言うことです。
そして、もう一つ重要な問題があります。仮にAmazonが現在のFCFを改善するため、AI関連設備投資を大幅に抑制したらどうなるでしょうか。短期的なFCFは確かに改善するでしょう。しかし、その結果としてAWSが需要を取り逃し、顧客が他社に移り、AIサービスの開発速度が落ち、将来の競争優位性を失うのであれば、それは合理的な経営判断でしょうか。
ここで評価すべきなのは、単なるキャッシュの流出ではありません。投資しなかった場合に失われる将来価値、つまり機会費用です。Amazonのような企業では、この機会費用が極めて大きくなる可能性があります。
検証は引き続き必要ですが、ただ、財務的な負担だけを見ていると、その判断に必要なもう半分の情報が欠落してしまうのではないでしょうかね。
投資の失敗と、イノベーションの失敗は同じではありません。仮にAIデータセンターへの過剰投資が発生しても、それによって計算資源の価格が下がり、AIの導入が加速すれば、AIを利用する企業にとっては大きな成長機会になる可能性さえあります。投資家が損をする一方で、社会全体の生産性が向上することは十分にあり得るわけです。
私は、ここに現在のAI投資を評価する際の最も重要な論点があると考えています。Amazonは昔から、キャッシュフローを確保すること自体よりも、そのキャッシュをいかに将来の顧客価値と競争優位性に転換するかを重視してきた企業です。ただし、無条件に投資を支持してきたわけでもない。既存事業では、際限ない生産性改善とコスト削減を要求する。その一方で、成長機会には大胆に資本を配分する。
この両方があるからこそ、Amazonの経営モデルを理解するのは難しいのだと思います。
私が感じる現在の悲観論の弱点は、資本の消費については詳細に分析するのに、その資本によって企業が獲得しようとしている競争優位性を、同じ解像度では分析していないことです。
そしてこれは、単にAIに対して楽観的か悲観的かという問題ではありません。企業の将来を分析するうえで、何を観察すべきなのかという、もっと根本的な問題だと言う気がして仕方ないのです。
彼女は声明で、党への忠誠のために自らの価値観や判断を放棄すべきではないと述べています。これは一つの政治的原則です。ただ、その原則を掲げることだけでは、自らの選択によって生じ得る不利益をどこまで検討し、それでもなお支持表明に踏み切ったのかという問いには答えていません。
結局、ここで問われているのは信念の強さではなく、判断の広さと深さ、そして比較衡量の質なのだと思います。その問いに答える最も有効な方法は、彼女自身が反対意見や不利益をどこまで検討したのかを、具体的に説明することしかないと思います。
興味深く読まさせていただきました。
創業者が企業を大きくしたことへの敬意と、その企業に顧客や社会の信頼を預けられるかという評価は、まったく別物。そして上場企業であれば、後者について厳格な説明責任を負うのは当然のことなんですけどね。強い違和感しかない。
端的に言えば、彼らの成長モデルが自己資金で回るようになるまで、計画どおりに資金を確保できるのか、投資家が疑い始めてる。Oracleは6月10日に2026年中の追加借入を予定していないと説明していたのに、今回100億ドルの社債発行を計画しているし、営業CFの約49%が特定の前受金増加による。AIインフラの受注が増えるほど、事業全体の経済性がネオクラウドに近づく。財務的な余裕が他のハイパースケーラーとは違いすぎる。
BREAKING: Oracle stock, $ORCL, falls over -5% after announcing plans to raise $20 billion through equity and debt issuances to fund its AI buildout.
The stock is now down -54% from this year's high.
優れた経営者は社員が誇れる会社を作る。社員が経営者の言動を弁護しなければならない会社を作るのではない。
今回の一件で最も厳しい立場に置かれているのは、誇りを持って仕事をしている社員かもしれないと思いましたね。
会見の成否を語るなら、最も重視したいのは今後の顧客企業の行動です。セキュリティ審査が厳格な大企業ほど、ベンダーの事故対応能力、経営陣への報告体制、第三者監査の結果を重視するはずです。
GMOが信用を回復したかどうかを決めるのは、SNSでの拍手ではなく、そうした顧客の継続的なリスク評価でしょう。経営者の物語を理解してもらう会見だったのか。それとも、顧客がもう一度その企業を信頼できるようにする会見だったのか。
その違いが、今回ほど鮮明に表れた会見は珍しいと感じます。
「ハンドルなし」自動運転車の安全基準を共通化へ 国際基準に合わせ、個別特例から新たな安全審査体系に移行
と日経は見出しを変えた方が良いんじゃないかと。
日本ではイノベーションを何によって評価し、どう社会実装につなげるべきかという議論が、十分成熟していないのではないかという問題があるように思います。実際、今回の記事には、二つの異なる話が混在しているように感じます。
一つは、国際的な安全基準の整備によって、自動運転専用車両の設計・製造が合理化されるという話。これは技術革新の成果であり、制度の進歩でもあります。
もう一つは、日本が自動運転の普及で遅れており、規制を緩和して量産を促さなければならないという話です。
この二つを安易に結び付けると、安全性を担保する制度がイノベーションを阻害してきたかのような印象を与えてしまう。 そこが問題だと思います。
このような重要な経営判断について、独立社外取締役がどれだけ主体的に議論し、創業者の意向から独立して判断できているのかということは理解したいですね。
自社株を15.95%消却すること以上に、約半数の議決権を実質的に握る創業者を、取締役会がどこまで牽制できるのか。
今日の会見を見た後では、この問いは以前にも増して重要になったと思いませんかね。
直ちに不健全とは評価しませんが、これだけの経営・資本政策上の動きが、重大なセキュリティ事故の説明と同じ日に集中しているわけです。
GMO、保有自社株の全株を11日に消却 発行済みの15.95% reut.rs/4sFMeVh















