スタバはよそのお店のゴミを受け入れるべきと文句を言って炎上してる人が……バカなの?と思いましたが正論です。スタバのゴミがよそのコンビニ等のごみ箱にひとつも入ってないことはあるわけもなく。
で、スタバはテイクアウトでたくさん売ってるのに店外にゴミ箱はほぼありません。つまり他社のゴミ箱=コスト負担にただ乗りしてるわけです。
この正論を広報にぶつけたら社会的責任(CSR)の観点から相当苦しい回答になります。下手をしたらゴミ箱の設置をせざるを得ない可能性すらあります。
【今日の1000字】
「スタバが他社のゴミを断るのは、本当に正しいのか」
先日、スターバックスのドライブスルーで、車内にあった「他社の空きカップを捨ててほしいとお願いしたところ断られた」という話をXに投稿した。
すると、「他社のゴミまで引き取る義務はない」「自分のゴミは自分で捨てろ」「店員にそんなことを頼むのがおかしい」といった批判をいただいた。
なるほど。では、そういう方々に聞いてみたい。
他のコンビニで買った商品のゴミを、別のコンビニのゴミ箱に捨てたことはないのだろうか。自販機で買った飲み物の空き缶は、その場で飲み終えて捨てるのか、それともわざわざ家まで持ち帰っているのだろうか。
すでに回収の仕組みがあるところでは当たり前に利用し、仕組みがないところでは店のルールを絶対視する。その先にある社会の制度設計を考えようとしない。
私が問題にしたいのは、店員の親切心ではなく、業界全体の責任である。
店が回収したゴミは、原則として事業者が費用を負担して処理するから、事業者からすれば高額の費用となる。一方、客が自宅に持ち帰れば、自治体が税金で処理する羽目になる。
つまり、その商品を一度も買わない人まで、ゴミの処理費用を負担しているのである。もちろん、一般ゴミで捨ててもらえれば、事業者は利益を出しやすい。
環境省によれば、2024年度の一般廃棄物処理事業経費は約2.4兆円。国民一人当たり約2万円に相当する。もちろん飲料容器だけの費用ではないが、企業が生み出すゴミの後始末を社会全体で担っていることは、もっと議論されてよい。
やや余談だが、日本はゴミ箱が少ない。観光庁の調査でも、訪日外国人の17.2%がゴミ箱の少なさを不便に感じている。
日本人はゴミを持ち歩き、捨てる場所を探し、自宅まで持ち帰る。近くのコンビニで捨てている人も多いだろう。
仮に、毎日1,000万人がそのために余分な1分を使えば、年間約6,083万時間。時間価値を2,000円とすれば約1,217億円になる。もちろん仮定の計算だが、企業の帳簿には表れない社会的コストも無視できない。
では、どうすればよいのか。
私は、使い捨て容器を大量に提供する企業が、業界横断で回収と処理の仕組みを作るべきだと思う。
飲料自販機業界では、他社の自販機が並ぶ場所でも関係者が回収方法や責任を協議する自主ガイドラインがある。家電リサイクル法では、小売業者の引き取りとメーカーの再商品化が制度化されている。
EUでは、2026年に8月から使い捨てプラスチック製の飲料カップなどについて、生産者に公共の回収やポイ捨てごみの清掃費用を負担させる制度ができた。
一方、日本の容器包装リサイクル法にも事業者の費用負担はあるが、まだまだ回収・処理のすべてを賄う仕組みにはなっていない。
スターバックス、マクドナルド、コンビニなどが共同で回収団体を作り、容器の数量や材質に応じて費用を負担する。店頭ではブランドを問わず同種の容器を回収し、処理は専門業者に委託すればよい。
重要なのは、事業者がゴミを出せば出すほど、その事業者に負担が増える仕組みにすることだ。
そうなれば、どうすればマイボトルを持参してもらえるか、事業者も本気で知恵を絞るだろう。
マイボトル持参者への大胆な値引き、ドライブスルーでも手間なく利用できる仕組み、別店舗でも返却できる共通のリユースカップ。
企業にゴミの処理費用を負担させる最大の意味は、ゴミを回収させることではなく、ゴミを出さない知恵を生み出させることにある。
費用は、商品価格に転嫁されるべきだろう。その商品を買う人が、容器の後始末まで含めた価格を負担する方が、買わない人の税金に頼るより筋が通る。
ドライブスルー業界も、法律で義務づけられる前に、自主的な共同回収の仕組みを考えるべきだろう。
「他社のゴミを引き取る義務はない」。それは現行のルールとしては正しい。
しかし、現時点で正しい局地的なルールと、望ましい社会の仕組みは同じではない。
日本人が几帳面にゴミを持ち帰るからといって、企業がいつまでもその善意に甘えてよいわけではない。
後始末まで考えてこそ、社会と共存できる持続可能な商売となるのだろう。
人力とAIとアプリ(自作含む)の組み合わせ、この最適化が一番難しくて重要で楽しいところ。ここら辺をどうやってるのか凄い気になる、、本買おうかな、、
「毎晩21時の自動仕訳、どこまでAIがやっているんですか?」
3月から、いくつも質問をもらってきました。
夜のうちに、60社の仕訳が進む。
朝の僕の仕事は、気になるところを見るだけ。
コードが書けない税理士の事務所で、毎晩起きていることです。
・全60社の未処理明細を取ってくる
・まずキーワード辞書で判定(14カテゴリ×100語以上)
・辞書に当たらないものだけ、AIに聞く
・重複を確かめて、freeeに登録
・5時間かかっていた処理が、50分に
(2026年5月時点)
答えは「全部AIではない」です。
その考え方を書いたのが、第3章「業務にAIをどこに配置するか」。
棚卸しの次は「配置」。
仕事を人間/AI/コードの3つの層に分けて考えます。
例にしたのは、この21:00の自動仕訳です。
「なぜコードが一番下なのか」
「配置が決まると、分業の合意が一瞬で取れる」
節のタイトルだけでも、考え方の芯が伝わると思います。
あなたの事務所なら、どの仕事をどの層に置きますか。
試した配置、ぜひ聞かせてください。
『スタッフ0人で60社を支える AI税理士事務所の業務設計』
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