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【スポーツにおける「悪い癖」はなぜ抜けないのか?】 Part②
③ 古い運動記憶は消えるのではなく残る
運動学習研究では、新しい運動を学んだからといって古い運動記憶が完全に消えることは確認されていません。
むしろ、新しい運動記憶が追加され、古い記憶の上書きではなく競合が起きると考えられています。
そのため、練習中は修正できても、試合やプレッシャー下では昔の癖に戻ることがあります。
④ ストレス下で元の癖が出やすい
競技中は、
緊張
疲労
時間制限
プレッシャー
が発生します。
この状況では脳は、「最も慣れている運動プログラム」を優先的に使用します。
そのため、修正途中のフォームよりも長年使った癖が出やすくなります。
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③ 癖は「エラー」ではなく「成功体験」と結びついている
多くの悪い癖は、その動きで過去に成功した・あるレベルまでは結果が出ていたという経験と結びついています。
脳は、「結果が出た動き=正解」として保存します。
そのため、たとえ理論的に非効率でも、成功体験のある動作は強く残るのです。
④ 修正練習の量が「圧倒的に足りていない」ことが多い
研究では、新しい動作パターンを安定させるには、旧パターンを上回る反復回数が必要とされています。
しかも、正しい動作を、集中した状態で、長期間行う必要があります。
短期間の修正練習では、脳内ではまだ上書きが起きていません。
⑤プレッシャーや疲労で「元の癖」に戻る理由
プレッシャー下では、意識的制御能力が低下・自動化された動作が前面に出ることが分かっています。
つまり、本当に直った癖かどうかは「無意識状態」で出るということです。










