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64歳男。もと占い師。チェス。日本近代文学。現代詩、埴谷雄高、古井由吉。思想書。仏教、ヴィトゲンシュタイン。音楽。ジョスカンデプレ、バッハ、ハイドン、ウェーベルン、武満徹、スカルラッティ。

osaka
Joined September 2011
がっかりする私に妻が「宇治に行かない?」と提案してくれた。平等院である。行ってみると、ちょうど雲中供養菩薩を展示してくれている。いつもは定朝の阿弥陀如来像のまわりを飛んでいるやつだ。何かの修理の都合で、壁からはがして並べてくれていた。間近で見ると美しい。同じポーズをして妻と笑った
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二〇〇七年に京都相国寺の承天閣美術館で伊藤若冲「動植綵絵」全三十点が展示された。早起きして出かけたが、地下鉄が今出川に着くと、どさっと下車した人群がぞろぞろと一番出口に向う。嫌な予感がして、道に出たら、プラカードを持った男が立っており、「入場まで80分待ちです」。即座に引き返した。
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和歌山の平和酒造と言えば紀土である。南海和歌山市駅の駅ビルの平和酒店はそのコンセプトショップで、美術館の帰りに寄った。光あふれた綺麗な店内で、立ち飲みもできる。私はビールに夏みかんのリキュールを加えたカクテルを。ものすごくうまい。妻はこの場でしか飲めない「樽生」の紀土が気に入った
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今日は休めた。妻と和歌山県立近代美術館に。マーク・ロスコを所蔵しているのだ。ところが展示は無し。でも、素晴らしい美術館だった。何より、マティス「ジャズ」を久しぶりに見ることができたのは望外。他にも、有名な人がたくさんあり、また、初めて聞く作家にも満足。ロスコのある日にまた行こう。
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フェルメール同様、伊藤若冲も混むようになった。すでに「ボストン美術館所蔵日本絵画名品展」と昭和天皇在位六〇年の「日本美術名宝展」で見ており、すごいなとは思っていたが、作者名は気にしてなかった。一般にもよく知られていなかった。それを一変させたのが二〇〇〇年京都国立博物館「若冲」展だ
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フェルメールもずいぶん見た。八枚くらいか。二〇〇〇年の大阪市立美術館「フェルメールとその時代」には「真珠の耳飾りの少女」など五枚も来た。あの頃はゆっくり見られた。だんだん混み合ってきて、行かなくなった。今年「少女」が来た時はひどかったらしい。時間をかけて見るべき画家の代表だけど。
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昨夜も春風亭朝枝を検索して「幇間腹(たいこばら)」を。二流の幇間とやや不機嫌な若旦那の性格が出ていて、味のある噺になっていた。特に、座敷に上がる直前の幇間の悲哀にわざとらしさが無く、同情が湧く。ただ、この設定では「迎え鍼」で笑を取りにくくなったのが残念。 youtu.be/bBldPX3d38A
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関西に来て見た西洋絵画で心に残る三つめも神戸市立博物館で二〇〇八年「コロー 光と追憶の変奏曲」展である。前に書いた百科事典で幼稚園の頃から見ていた「真珠の女」が来た。それ以外はあまり期待していなかったのだが、森の緑、銀白色の靄に魅了された。一枚選べば、「モルトフォンテーヌの思い出
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春風亭朝枝を検索したら「たらちね」が最初に出てきた。ほのぼのして大好きである。「チンチロリンのポーリポリ」は無いけど、お嫁さんの大真面目な自己紹介がおかしい。「おのこ、おのこ」と呼び止められた八百屋がつられて「へへーっ」とかしこまってしまうところも好き。 youtu.be/XEcKwqN3hUA
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関西に来て見た西洋絵画で心に残る二つめは二〇一七年の神戸市立博物館「遥かなるルネサンス」展のブロンズィーノ「ビア・ディ・メディチの肖像」である。マニエリスムというと、若桑みどりの本で「曲がりくねった肢体」という程度の認識しかなかったけど、本来の意味の「マニエラ」を目の当たりにした
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